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ベンチャーとはいわない?

「ベンチャー」は、日本語で企業規模が小さく、起業まもなく継続年数も少ない企業をいいますが、英語では、起業まもないものを「start-up」といい、「venture」とはよばないそうです。
とりあえず、日本語なのでベンチャー企業といいましょう。
バイオ分野のベンチャー企業では、創薬企業を主に独自技術を基盤としている企業が多い。
大学発ベンチャーでは、大学での研究から生じた発明を活用して起業することになります。
企業の基盤となる発明は、特許の権利として確実に保護しておくとともに、製品化や事業を確実に進めるために必要な特許権のライセンス取得、譲受によって、しっかりと特許網を築かなければなりません。
研究開発の場面で大学との連携により、発明の創出・発掘を行うこと、開発、マーケットの過程で、大企業との連携をすることなど、各種の連携が有効となります。
連携にあたっても、特許権を確実に保護・活用しなければなりません。
大企業に主導権を任せることもありますが、ベンチャーの立場で連携を有利に進めるためには、確実な特許権の取得が必要と考えられます。
オープンイノベーションの時代にあっては、すべての技術、すべての特許を自社内で確立するのではなく、外部からの導入、活用が重要な戦略となります。
by saikilab | 2008-07-23 21:13 | ライフサイエンス知財

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