人気ブログランキング | 話題のタグを見る

知的財産をマネジメントする

saikilab.exblog.jp

知的財産マネジメントを研究しています

ブログトップ

模倣品対策に活用を


WCOは、模倣品・海賊版の対策としてIPMシステムを導入しました。

IPMは、インターフェース パブリック メンバーズの略記です。
税関とブランドや技術などの権利を持っている企業など権利者との情報交換を効率的にすることにあります。

多くの出所からの情報を集約する機能があります。
模倣品・海賊版対策を代理する、法律事務所などの代理人へのアクセスも設定できます。
税関に提出する書類をフォーマット化して書類の作成を容易にします。
代理人は、模倣品として押収された物品についての報告書を作成できます。
税関は、権利者、代理人により入力された最新の情報を入手できます。
差し止め用書類をIPMのデータベースを用いて作成できます。
税関職員がアクセスすることにより、権利所有者である企業が、商品について模倣品との判別に用いているバーコードなどの判別用ツールをこのシステムをとおして税関に知らせることができます。


と、権利者企業、代理人事務所、税関職員の立場から、いろいろ活用できそうなシステムですが、日本で参加している企業はまだ1社だけだそうです。
これからの普及に期待ですね。
ところで、WCOは、世界税関機構です。
by saikilab | 2011-06-22 21:58 | 知的財産マネジメント

by IPLAB