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食品の特許は取りにくく・・・

食品分野の技術は、どのように保護するか。
食品分野では用途発明の特許性が議論されていました。
健康食品での機能、特性をどのように保護すればよいのか。
用途発明は、医薬分野では普通に特許されるのですが、化粧品分野では、用途の区別がされにくい。
食品分野では、用途発明はなかなか特許性ありと認められません。
特に、健康食品では、医薬の用途に比較的近い効能・効果といえますが、特許性は認められにくい。
「表示」という用途発明の表現についても議論がありました。

食品分野での用途発明について、
「公知の食品の新たな属性を発見したとしても、通常、公知の食品と区別できるような新たな用途を提供することはない。」と、審査プラクティスでの基準として説明されています。

食品分野では、製造方法や製造装置の発明の出願が多くなっています。
他社からみると、製造方法発明では、特許権からの回避は比較的容易です。
製造装置についても、装置メーカーでなく食品メーカーであれば、その特許権は自社技術の保護という役割は果たしても、特許による技術の公開により、他社に真似もされやすい、ということになってしまいます。

それでは、どのようにして食品技術を保護するのか。
ちりめんメーカーでは、「味」での特徴とその維持を行ってきたそうです。
食品の基本である「味」なのですね。
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by saikilab | 2010-06-02 06:48 | 知的財産マネジメント