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共鳴が活発にする

研究開発者が発明者になることが多い。知財担当者は、その発明を評価し、権利化します。発明である、というのはどのようにして見つけ出されるでしょうか。研究開発者が、「これは発明か」と気付くのでしょうか。さらには、発明したのですが、と知財担当者に伝えるのでしょうか。
知財担当者が、研究開発者の研究開発経過を聞いて「これは発明ですよ」と指示するのでしょうか。研究開発成果発表会への知財担当者の参加や両者の定期的な情報交換会はこのような発明発掘の場になります。研究開発者が、「発明しなければいけない」、「特許出願しなければいけない」と思って発明することもあるでしょう。一番もったいないのは、折角の発明に気付かないことですね。
発明として、すなわち技術的思想として表れていないものを発明にすることには両者の協力が要りそうです。協力には、両者が、「これは、いいかもしれない」というような共鳴が有効に働くように思います。「なんとかなりそう」「うまくいくんじゃない」というような共鳴が発明を活発にするのではないでしょうか。
ところで、母と娘では、洋服を「かわいい」と思う気持ちが共鳴したときに購買につながるそうです。これは、発明とは、あまり関係ないかも。
by saikilab | 2009-08-13 06:22 | 知的財産マネジメント

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