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カテゴリ:ライフサイエンス知財( 96 )

貼るワクチン

貼るワクチン
パッチとして貼付けるのでそう呼ばれています

パッチには、多数の細い突起があるので、実際にはやはり刺すワクチンです
突起が細いので痛みがほとんどないのです

マイクロニードルアレイのことですね

本体もその製造方法も特許が取得されていました
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by saikilab | 2012-11-26 21:21 | ライフサイエンス知財
iPS細胞が話題です
ノーベル賞は、実現可能性を示した研究者と実現を示した研究者の共同受賞となりました
革命的な技術であったという評価です

そういう技術についての特許は、どうでしょう
特許を取得できるのは、日本では、最初に出願した者です
ただし、発明について最初に出願していることが必要です
すなわち、実現可能性を示しただけでは、発明は完成していない

実現を示してはじめて発明をした、ということです
その実現も、どの段階で実現したと判断されるでしょうか

ヒトの細胞での実現なのか、マウスの細胞での実現でよいのか

はじめて実現できたのだから、細胞自体で特許がとれるのかというと、そうではない
すでに実現可能性が示されているから、実現のための方法でしか特許がとれないのですね
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by saikilab | 2012-10-10 21:04 | ライフサイエンス知財

強みを確保する特許

日本のバイオベンチャーは、アーリーステージでの投資を受けるのに苦労します。
高額の研究開発費が必要な時期に投資を受けられないと、次の中後期段階に進めない。

アーリーステージでは、実用化の確率が低いということなのでしょうが。
研究開発費への投資が必要なこの時期には、資金力、組織力のある企業との連携が不可欠です。
資金力、組織力に欠けるベンチャーの強みは、アイデア、技術です。

それを確保するのが、特許ですね。
確実で強固な保護でその強みを確保しないと。
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by saikilab | 2012-06-21 09:16 | ライフサイエンス知財

取得特許100件以上

糖鎖の大量合成方法は、糖鎖技術を大きく躍進させました。

糖鎖は、糖タンパク質の特性に影響したり、その分析は、最近やウイルスによる感染疾患の検出、治療につながるなど様々な機能があります。

台湾の化学者の発明した糖鎖大量合成は、化学合成と酵素反応の組み合わせで可能になりました。
方法技術では、合成時間の短縮もその効果となります。

糖鎖大量合成技術の発明者の論文は700件以上、取得した特許100件以上であると。
特許100件以上は、さすがです。

オプティマルファーマシューティカルズ社の創業者としても参加したとのことです。
その子会社オプティカルバイオテクノロジーが台湾にあることと、関係あるのかしら。
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by saikilab | 2012-05-06 08:43 | ライフサイエンス知財
植物エキスが「老化防止」作用を有するのは、すでに知られています。
植物の中、甜茶(テンチャ)エキスについても、活性酸素消去作用、抗酸化、老化防止の作用が知られています。

そのような状況で、加齢の症状の1つである「ほうれい線」を予防したり、改善したりすることに効果が見出され、その成果は日本、海外に特許出願されるそうです。

いわゆる第2用途発明です。
ほうれい線形成メカニズムの解明によるということなので、用途はメカニズムで特定されるのでしょうか。
用途発明は、日米欧それぞれで特許を取得するためにクレーム表現の工夫が必要です。
日本で第2用途での新規性、進歩性を主張するためには、用途として区別ができること、メカニズムとして結びつかないことなど、乗り越えるべき壁があります。
うまく表現されるとよいですね。

GREMZの木の元気がなくなっていました。
この投稿で元気になるとよいのですが。
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by saikilab | 2012-05-02 12:42 | ライフサイエンス知財

時間治療と特許

投薬時間を変えることで、治療効果を向上できる時間治療。

抗がん剤の投与でも、夜間に投与することで、大量の投与ができて治療の向上があるそうです。
夜間の投薬には、治療に人手がかかる点が日本での治療の課題です。

テレビの放送では、その時間治療で特許がとれる、という話でした。

クレーム表現に工夫が要りそうですね。
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by saikilab | 2012-04-23 19:57 | ライフサイエンス知財

海水技術で水族館

「すみだ水族館」が東京スカイツリータウンにオープンするのですね。

人工海水により、海水運搬でのCO2排出量を減らせる水族館です。

人工海水製造技術は、特許技術です。
人工海水製造システムの発明ですが、
「展示水槽に供給する人工海水を製造する」
と特定がされていて、水族館など展示水槽用の技術として限定がされていました。

濃縮液槽と、
所定濃度の人工海水に調整する調整槽と、
貯留槽と、
を備えるという、構成なので、その限定も必要なのか、と。

水族館には興味大です。
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by saikilab | 2012-03-22 09:17 | ライフサイエンス知財

高度な医療技術に向けて

医療革命といえる程の大きな変化をおこしつつあるのが、「細胞シート」技術です。

その技術の研究者岡野光夫先生は、細胞シートも含めて135件の特許出願の発明者です。

その著書「細胞シートの奇跡」で、
高度な医療技術の開発に向けて、なすべき多くの提案がされています。

『新しい治療法で特許がとれないのには、「医療でお金儲け」に対する偏見によるところがあるのではないか。』
ということも、指摘されていました。

「なおらない患者を治す」、患者のために挑戦心を忘れない研究者の言葉は、どう位置づけられているのでしょうか。
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by saikilab | 2012-03-15 13:10 | ライフサイエンス知財
人がやったことや、わかっていることは絶対にやるつもりはない。

発明家とはそういうものです。

アールテックウエノの創業者の言葉です。
2006年にはイノベーター大賞優秀賞にも選ばれたのですね。
ちなみに、このときの大賞は、旭山動物園の園長さんです。

医薬品発明では、
「新しいメカニズムの薬を開発」
「今まで治らなかった患者さんを治せるようにする」
というのが、医薬品発明家としての信念だそうです。
「プロストン」を使って世界で初めての緑内障・高眼圧症治療薬の開発に成功しました。

アールテックウエノは、「知的財産の創造、保護、活用に力を入れています」と、ホームページで知的財産を重視した経営を謳っています。

発明家と知的財産の重視、ベンチャーとして重要なポイントですね。
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by saikilab | 2012-02-13 21:38 | ライフサイエンス知財
ライフサイエンス知財の分野では、発明の特許性について、いくつかの不思議があります。
記載要件が厳しく要求されます。説明が難しい構造と活性の相関の裏付けを示すことができないと、実施例の記載に比べてクレーム範囲が広すぎる、と指摘されます。微生物、動物、植物も特許になります。これは、不思議ではないかもしれません。ビジネス方法も特許になりますから。
化合物が名称で記載されていても、あるいは、化学構造式に含まれるように定義がされている化合物であっても、記載されていないことになることがある。
用途発明は、「もの」のカテゴリー、「方法」のカテゴリーのいずれでも表現できるのですが、
医薬用途発明を、方法のカテゴリーで表現すると、特許不可でも、もののカテゴリーで記載すると、特許性が生まれる。その他、ライフサイエンス知財というと、他の電気、機械などの分野の人からは、全く関係ないと思われてしまう。。。。。
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by saikilab | 2011-11-30 18:47 | ライフサイエンス知財