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知的財産をマネジメントする

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ドラマでの「知的財産」トピック

サスペンスドラマでも、「知的財産」の話題が!
京都のお寺のふすま絵、屏風など文化財産のディジタルコピー化です。
観光客向けの展示による劣化を防ぐため、本物は適切な環境で保存しておき、展示はディジタルコピーで行う。
本物は、室町時代など著作権の保護期間がすでにすぎていて著作権はない。
お寺は、そのもの自体の所有者である。
けれども、ディジタルコピーの作成を依頼すると、契約で別途定めておかないと、ディジタルコピーは、ディジタルコピー作成会社が、そのコピーをお寺に無断で作成できる。
コピーを作成して、文化財産を多くの人に伝えることが、よいのか。
勿論、そこには、伝統を利用した量産販売による利益追求がありますが、量産によって、あるいはインターネットでの発信によって、世界中に伝えることができます。
それとも、コピーを量産することによって価値をおとさず、お寺に限定しておくのが、よいのか。
お寺に訪れた人しか、それを鑑賞することはできないわけですが、お寺の雰囲気とともに、文化財を守っている人達の中で、鑑賞することができます。
知的財産の伝達は、どのようにすればよいのでしょうか。
ドラマなので、それにからんで、殺人がおき、その犯人は誰か究明していく筋書きですが。
知的財産がテーマになっているのは、知的財産の重要性が着目されているからかと思いました。
日本の伝統とともに、その伝統を思う心を伝えないといけないとの発信でした。
著作権の扱いも含めて、どのような形でも、日本の文化財産をどのようにすれば、その価値をうまく伝えることができるのか、大変重要なテーマですね。
by saikilab | 2008-08-22 07:06 | 知的財産権

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