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大企業とベンチャーで違う?

知的財産の権利保護、活用は、大企業とベンチャーとでは、違う手法が必要でしょうか。
創薬企業の場合、権利化の考え方としては、同じはずです。
商品として市場にでるものは、物質発明を中心に、その製造方法、その原料、用途、製剤化技術を展開する特許群で権利化し、新しく見出された改良物、別の用途も逐次権利化していく。そのことにより、商品として独占できる期間の長期化も図ります。
逆に商品につながらないとわかった段階で、その発明の権利化は放棄する。
事業分野、研究開発分野の多様性、広範さが大企業とベンチャーで違っていますので、権利化するターゲットの数が異なってしまいます。
商品を独占するという目的は共通していて、他企業の参入阻止による利益確保が必要とされます。
活用は、商品を自社で製造販売する大企業では、自社の権利として保有し、ベンチャーでは、自社で製造することなくライセンスアウトすることが中心となります。開発を進めるために必要な技術のライセンスインもあります。
リサーチツールなど研究支援の商品を事業分野としているベンチャーは、事業の目的から別の考え方が必要になりますが、それはまた改めて。
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by saikilab | 2008-06-28 07:11 | ライフサイエンス知財