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きっかけは、産学連携

ブランシュは、フランス語で枝のことですが、その名前が入った化粧品「Franus Branche(フラナス ブランシュ)」は、山形県発の化粧品です。
ラ・フランスの枝から美白成分アルブチンを抽出しています。
ラ・フランスは、山形県を代表する農作物の1つで、その剪定した枝からのエキスを配合している、ということで、ブランシュが、名前に入っているようですね。

「フラナス」は、ラ・フランスとビーナスをかけている命名で、勿論、商標登録されています。

ラ・フランスの剪定枝からのアルブチン精製方法は、特許技術ですが、特許請求の範囲では精製の対象は、「アルブチン含有植物体」と特定されているだけです。
さらに、アルブチンの抽出液としては、「果実、葉、枝からアルブチンを抽出した抽出液」と広く説明がされていました。
剪定枝にアルブチンが非常に多く存在し、ポリフェノールなどの夾雑物が少ないこと、これらの枝は廃棄物としてただ捨てられるものであることから、未利用資源が有効活用できること、を効果の1つとして述べています。

「日本食品科学工学会第51回大会講演集」での発表で、特許法第30条第1項適用を受けていますが、発明者は、開発企業である日東ベストの研究者で、山形大学の研究者は含まれていないようです。
けれども、この技術は、山形大学農学部との共同研究の成果であり、この製品が生まれたきっかけは、産学連携でした。
山形県の大学や山形県の食品産業のメーカーの人たちの勉強会のテーマでラ・フランスが取りあげられたのでした。
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by saikilab | 2012-05-28 08:30 | 知的財産マネジメント