2009年 09月 08日
ブタに遺伝子
医薬での研究では、モデル動物として、マウスがよく用いられます。医薬発明については、通常マウスでの効果確認でヒトの医薬として薬効ありと判断されます。インビトロでの効果確認であっても薬効ありの判断がされることも多い。遺伝子での発明では、マウスでは、ヒト遺伝子との相同性が低いなどと指摘されることが多いです。
医薬についても、特許取得の段階では、マウスでの薬理試験データで裏づけは十分であると判断されますが、マウスは、ヒトとの相違点が多く、薬効や安全性の確認は十分ではありません。
ブタでは、大きさも人間により近く、薬効や安全性の確認がより確実になることが期待されます。そこで、ブタにヒト遺伝子を使って病態モデルを創るということが行われます。このようなブタも特許になります。ただ、このような特許は、病態モデルから有効な新薬を開発することができてはじめて有用です。新薬メーカーに医薬開発のため使ってもらうことに意義があるわけです。
医薬についても、特許取得の段階では、マウスでの薬理試験データで裏づけは十分であると判断されますが、マウスは、ヒトとの相違点が多く、薬効や安全性の確認は十分ではありません。
ブタでは、大きさも人間により近く、薬効や安全性の確認がより確実になることが期待されます。そこで、ブタにヒト遺伝子を使って病態モデルを創るということが行われます。このようなブタも特許になります。ただ、このような特許は、病態モデルから有効な新薬を開発することができてはじめて有用です。新薬メーカーに医薬開発のため使ってもらうことに意義があるわけです。
by saikilab
| 2009-09-08 06:58
| ライフサイエンス知財