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知的財産をマネジメントする

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打算の色合い

発明の特許性では、発明の効果は、産業上の利用性の観点から評価されます。
どのように有用なのか、どの程度有用なのか、ということです。
基本的なメカニズムを明らかにしたような効果は、評価を受けにくい。
メカニズムの解明は、学術的な意味では価値あるものと考えられます。
真理の追究という意味はあるけれど、産業における寄与という点では意義が認められにくい。
メカニズムが明らかになることにより、開発のためのプロセスが具体的になり、物の開発が進むということもあるのですが。

これに対して産業における寄与という価値は大きなものがあります。
ただ、事業で役に立つのか、製品として意味があるのか、市場での意義があるかなどという評価は、世間を通した評価にもみえます。
つきつめると打算の色合いを帯びてきます。
真理の追求は、自然環境をとおして意義が認められ打算とは縁のないことかもしれません。
by saikilab | 2009-09-03 06:29 | 知的財産マネジメント

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