2009年 02月 09日
発明のマネジメント
特許出願した発明は、特許査定されるか、拒絶査定されるかの2つの結果しかないわけではありません。
取下、放棄があります。これらの場合には、先願権はありません。
特許されたものは、拒絶理由通知がされた結果特許になったものと、拒絶理由通知がされずに特許になるものの2種類があります。
しかも、審査段階での拒絶理由通知と審判段階での拒絶理由通知は必ずしも同じではありません。
さらに、通知された拒絶理由には、進歩性・新規性を否定する引用文献が伴っているもの、同じく引用される文献がありますが、それが特許出願である、先願があることによるものがあります。
それ以外に、産業上の利用性を否定するもの、発明の単一性を否定するという引用される文献がない拒絶理由があります。
内容は2種類ではありません。
拒絶理由が通知されたかどうか、拒絶理由として通知される内容は、出願人が特許の出願にあたって、どのようにマネジメントしているかの指標となります。
特許性の高い発明について特許出願しているか、そのために先行文献調査を的確に行っているか、産業上の利用性も含めた特許要件を理解し十分な検討を行っているかなどです。
補正の機会や発明内容を再検討するチャンスを設けるために拒絶理由通知をもらうような発明の記載にするという、極めて実務的なアドバイスがされる場合があります。
これはアドバイスとして疑問です。
けれども、このような背景を考えると、拒絶理由が通知されたかどうかを、発明が革新性の高いフロンティア発明なのか、それを細かく改良している改良型の発明なのかの判断基準とするのは、難しそうです。
取下、放棄があります。これらの場合には、先願権はありません。
特許されたものは、拒絶理由通知がされた結果特許になったものと、拒絶理由通知がされずに特許になるものの2種類があります。
しかも、審査段階での拒絶理由通知と審判段階での拒絶理由通知は必ずしも同じではありません。
さらに、通知された拒絶理由には、進歩性・新規性を否定する引用文献が伴っているもの、同じく引用される文献がありますが、それが特許出願である、先願があることによるものがあります。
それ以外に、産業上の利用性を否定するもの、発明の単一性を否定するという引用される文献がない拒絶理由があります。
内容は2種類ではありません。
拒絶理由が通知されたかどうか、拒絶理由として通知される内容は、出願人が特許の出願にあたって、どのようにマネジメントしているかの指標となります。
特許性の高い発明について特許出願しているか、そのために先行文献調査を的確に行っているか、産業上の利用性も含めた特許要件を理解し十分な検討を行っているかなどです。
補正の機会や発明内容を再検討するチャンスを設けるために拒絶理由通知をもらうような発明の記載にするという、極めて実務的なアドバイスがされる場合があります。
これはアドバイスとして疑問です。
けれども、このような背景を考えると、拒絶理由が通知されたかどうかを、発明が革新性の高いフロンティア発明なのか、それを細かく改良している改良型の発明なのかの判断基準とするのは、難しそうです。
by saikilab
| 2009-02-09 07:29
| 知的財産マネジメント